外構


ガレージ本体の完成もそろそろ見えてきたので外廻りの作業も進めておきます。

ガレージ入り口のスロープはもちろんコンクリートで作るので、真夏の暑い時期が過ぎるのを待っていました。

重機を借りてくるほどでもない面積なので手掘りしますが、土がカチカチに固かったので、地面が緩んでいる雨の日に合羽と長靴を装備して掘りました。

掘った深さは20cm位、割と簡単に掘る事が出来ました。


地面が乾くのを数日待ってから砕石を入れて転圧してあります。

この面積なので自作タンパーで1時間ほど叩いて終了。

同時作業でガレージ周囲の防草対策の為に土を少しさらって防草シートを敷く準備もしました。


ガレージの基礎から1m幅で防草シートを敷き、その上に砕石を入れます。


土の部分との境目にはコメリで購入した「砂利ぴたエッジ」という樹脂製の仕切り板を入れてあります。

長さ1mが2個セットで498円と激安。

施工は防草シート用のピンを打ち込むだけ。

ピンも樹脂製の太いピンと金属製の細いピン、両方に対応しているのが◎。


ガレージ入り口のスロープを作る前に、一階のドアの前にコンクリートを打ちます。

というのは、コンクリートミキサーを最後に動かしたのがガレージ(大)の基礎を作る時に使った時なので、それから既に3年近く経過している為、まずはミキサーのテスト運転を行っておきたかった為です。

面積は120cmx80cmだし、人が載るだけなので鉄筋は要らないかなとも思いましたが、スロープ製作時に使う「差し筋アンカー」の取り付けを練習しておきたかったので鉄筋を入れる事にしました。

同じようなことをガレージ(小)のスロープを作る際にも行っていますが、その時は差し筋アンカーの存在を知らなかったので、鉄筋が刺さる位の穴をあけて鉄筋を差して行っていましたが、後に本職の知り合いに

「そんなことしなくてもソレ用のアンカーがあるよ」と教わり、確かにホームセンターにも売っていたので何本か買ってきました。 1本60円だったかな?

本当は4本入れる予定でしたが、コンクリートドリルの刃を使っても中々穴があかず、刃を何本か駄目にして苦労したので2本にしてしまいました(笑)


自宅にあった廃材で型枠も製作。

角には面木も入れておきます。

この辺は基礎作りの時にかなりやってすっかり慣れたのでチョイチョイと出来上がります。


型枠を設置して鉄筋を配筋します。

使った鉄筋はD10。

曲げ台と曲げ棒を使って作った鉄筋をハッカーと結束線で縛ります。

こちらもこれまでにだいぶやってきたので一度も結束線を捩じ切ることなく配筋出来ました(笑)

かぶりを確保する為のスペーサーを砕石と鉄筋の間に挟んでおきます。


自作ミキサーでコンクリートを作って流し込みます。

今回の配合はセメント1袋+砂2袋+砂利3袋。

砂利が少ない方が最後の鏝仕上げが簡単にキレイに仕上がりますね。


さて練習も終わったのでガレージ前スロープに取り掛かります。

練習では差し筋アンカーを差す穴をあけるのに苦労したので、毎度お世話になっている建機レンタル店から「ハンマードリル」を借りてきました。(ドリル刃は別途に購入)

早速穴あけしましたが・・・さすが専用の機械!

思っていたよりもはるかに簡単に、あっという間に13箇所穴あけ完了〜。

50mmの深さをあけるのに1箇所3秒位。

こんな事なら前回も借りてこれば良かったなぁ。


ガレージ(小)にあるコンプレッサーのエアホースはさすがにここまで届かなかったので、ブラシで穴の中の切りカスを取り除き、アンカーを叩き込みます。


あとは型枠を組んで面木を入れ、鉄筋を配置して準備完了。

今後おそらく使う事はない(?)であろうスペーサーブロックは余っていた分を全部ここで使い切ってしまう事にします(笑)


さぁコンクリートを入れます。

今回はしっかり正確に計算して材料を用意しました。

自作ミキサー8回転の予定で用意した材料はセメント8袋、砂16袋、砂利28袋で総重量1080kg。

最初の4回転はセメント:砂:砂利の比率を1:2:4、水も少な目に作って高い方(ガレージ側)に入れ、残りの4回は砂利の量を減らした1:2:3にして水の量をちょっと増やし、低い方と外周に入れてスロープ形状に対応しました。

1回転に掛かる時間は材料投入から練りあがる迄、約15分位です。


←生コンを入れ終わり、貫板でのタッピングが終わったところ。

生コンは結構緩めですが意外とスロープ形状を保ってくれています。


約1時間おきに3回位ガッチリ金鏝均しをし、最後に滑り止めにホウキで模様を付けました。

ただの横縞では面白くないので、ホウキをウェーブ状に動かし、魚の鱗の様な模様にしてみました。


型枠は二日後に取り外し、コンクリート施工から一週間経ったので、防草シートを敷き込み、砂利ぴたエッジで範囲を決めてから砕石で埋め戻します。