ハンドナッター

「リベッター」に形が似ていますが、これは中にネジ山が切ってある
「ナットリベット」なる物を打ち込む道具です。

薄い板状の物にナットを固定できる優れものです


裏側はこんな感じ。


袋状になっていて裏側に手が入らないようなところでもネジ山をつけられるので非常に便利




ナットリベットには材質、長さ、直径の他に形状にも種類があり、つばが広い物と狭い物があります。
つばの狭い方は板に打ち込んでもほぼツライチになりますが、引っかかる面積が非常に小さいので板が柔らかい物(アルミ、FRP等)には使えません。


↓はちょっと便利な応用編

ナットリベットの外径と「ほぼ」同じ径のアルミパイプ
(多少のガタつきは問題ありません)
にナットリベットを差込み→
ナッターでガッチリ締め上げます。
中でナットリベットが膨らんでパイプがちょっと膨らんでいるのが分かりますか?

パイプを欲しい長さに切断し、
反対側にも同じようにナットを打ち込みます。
締め上げが足りないと空回りしてしまうので注意

サイドステップの固定に使ってみました。
サイドシルの下、ジャッキポイント付近に穴をあけて先程のパイプを固定。サイドステップと繋ぎます。

上側の3本はあらかじめサイドシルに直接ナットリベットを打ち込んであります。下側の2本が先程のステーです。これで表側からプラスドライバーのみでサイドステップを脱着する事が可能になります。

こちらはフロントアンダーパネルの固定部です。
こっちは更にひと工夫して片側にスタッドボルトを仕込んであり、ボディのネジ穴を利用しています。
アルミパイプの場合軸方向の力以外には弱いですから注意が必要です。