DIY リフォーム

田舎の方の中古の一戸建てを購入
激安物件だったのであちこちに傷みも。
予算が無いのでDIYリフォームに初挑戦!


築27年で10年間空き家だったこの物件、外見はそれほど傷んでいませんでしたが、
内部はご覧の通り。

あまりの荒れ具合にカミさん呆然(笑)

まぁこのくらいヒドイほうがやりがいがあるってもんです!


まずは剥がれかけている壁紙を全て剥がします。

壁は石膏ボードで、所々ヒビが入ったりしている状態。

どうせだから全部剥がして交換しようかとも思いましたが、
石膏ボードは処分するのが中々大変だとの事。

産業廃棄物扱いで費用も結構かかるそうです。


なので上から石膏ボードを貼ってしまう事にしました。

石膏ボードは一枚300円前後と安いので、処分費用より安く済みそうなのと、壁の厚みが増えた方が断熱とか防音とかの面でちょっとだけ良くなるかと。

大量に購入してきてパタパタ貼り付けていきます。

適当に貼り付けていますが、合わせ目だけは元のボードと重ならないように注意しました。

ボードonボード工法(?)なのでところどころ下地の柱が無い所にビスを打つ場面が出てきましたが、そこには石膏ボードアンカーを使用しています。

資材を置くスペースが必要なので一部屋ずつ、まずはキッチンから作業。


ボードが貼り終わったので合わせ目の処理を。

ボードの合わせ目のV字カットされているところとビスを打った場所にパテを塗ります。

まずは深い溝を下塗り用パテで埋め、乾いたらそこにメッシュテープを貼り付け、その上に仕上げ用パテを塗ります。

自動車のボディ修理の際も同じですが、パテは必要以上に塗らないようにして可能な限り綺麗にヘラで均せば削り作業にかかる時間ごくわずかで済みます。



パテ処理が終わったので壁紙貼り。
初心者なので無難に白い壁紙を選択しました。

壁紙は「生糊付き」というもので、はじめから糊が付いた状態でロールになって販売されているものです。

最初の2枚くらいは手こずりましたが直ぐに慣れてサクサク作業が進みます。

気をつけるのは合わせ目くらいで、撫で刷毛で軽く擦るだけで空気は殆ど入りませんでした。

合わせ目にはジョイントコークというボンドみたいなのを塗ると目立たなくなり、剥がれ防止になるそうなのでそのように処理しました。

写っているブレーカーは事前に2線30Aから3線50Aに変更してあるので新品です。
もちろん電気工事は素人では無理なので電気工事士の先輩にお願いしました。


壁紙が貼り終ったので設備品の設置。

新品のレンジフードと流し台、コンロ台を据付けます。

レンジフードはランプ付きで気に入っているのですが、流し台は一番安いのを購入したのでなんか安っぽい・・・。いや、安いから当然ですが(笑)

コンロ台の周りにはセラリエX(エックス)という不燃化粧板を貼りました。

これは名前がカッコイイと思ったのと、見た目が石目調で高級っぽかったから(笑)

実際、値段もちょっと高かったので沢山は買えず、下の方はステンレス板で誤魔化してしまいました(^^;)


昭和の家なので(?)キッチンにはいわゆる「お勝手口」がありましたが、
必要がない上、防犯上も断熱上もよろしくないので撤去する事に。

ドアを取り外し、サッシも取り外します。


残った木の枠に適当な幅の角材をビスで打ちつけます。

塞ぐ板は外と中の2枚貼るので角材も外と中に。

コンパネの厚みを計算に入れ、外も中もツライチになるように位置出ししてあります。


コンパネを枠にぴったり合うように切断し、嵌め込んでビス留め。

板を嵌め込む際にはシリコンシーラントをがっちり塗ってミジンコも入ってこれないようにしてあります。


他の壁と同じように壁紙を貼って仕上げます。

枠の所で多少段差が出来てしまったので多少違和感がありますが、ここには冷蔵庫を置くことに決めていたのでそれほど気にはならないです。

冷蔵庫は買い換える予算が無かったので今まで使用していたものを据付け。



外側の板を嵌め込む前に50mm厚のスタイロフォームを断熱材として入れ、外板をビス留め。

内側以上にシリコンシーラントを大量に塗ってあります。

その後、防水、腐食防止に塗装をします。

適当にそれらしい色の水性ペンキを買ってきて刷毛塗り。



床全面に新しいクッションフロアを貼り、流し台の上の方に棚を取り付け、キッチンライトも付けて、さぁ完成!といいたいところですが、
どうにも安っぽい流し台が気に入らなかったので少々手直し。

あまりにも真っ白なキッチンで目がチカチカするので黒でアクセントを付けます。


←カーボンシールです(笑)

全くの平面なのでとても簡単に貼る事ができました。

無駄に艶が無いので落ち着いた印象になったかな?

ついでにレンジフードの一部にも貼っています。



リビングもほぼ同じ手順で作業を進めていきました。

壁紙は全部真っ白だとアレなんで、一面だけ茶色にしてみました。

キッチンとの境目には引き戸がありましたが、撤去して敷居も取り払い、バリアフリーに改造しました。

敷居を撤去した後に空いた空間にはぴったりに切った角材を叩き込み、ビス留めにした後でパテで平らにしておきます。


こんどは洗面脱衣所。

水廻りのせいか床板が少々傷んでいたので張り替えます。

バールでメリメリと古い床板を剥がしたところ。

床柱は思いの他しっかりしていましたが、断熱材がほとんど落っこちていたので、この床柱にぴったり合うようにスタイロフォームを切り出して嵌め込んでおきます。


その後構造用合板を床の形状に合わせて切り出してビス留め。

かなりしっかりとした床になりました。


床板の上にクッションフロアを接着し、新しい壁紙を貼ります。

新品の洗面化粧台を設置し水道配管も新規に接続しました。



今度は二階の修理に取り掛かります。

画像では分かりにくいですが、床が右にかなり下がってしまっています。

調べたところ中央に見える柱そのものが下がっているわけではないようなのでなんとか修理できそうです。


早速天井裏に入り込み点検してみると、
床板を支えている横柱がもともとクサビ等で適当に(?)調整されていたようで、それが地震の影響等で取れてしまっていたり変形したりしていて、その分が床板の下がりとなっていたようです。

床板の水平を見てもらいながら、ジャッキやバールで持ち上げて金具で固定しておきました。


床が直ったので今度は壁。

←は既にきれいになっていますが、これはパテ仕上げ後の画像。

古い壁紙を剥がしたところ、きれいに剥がれずに裏紙が汚く残ってしまい、それを取り除く為にスクレーパー等でゴリゴリ剥がしたら壁が傷だらけになってしまいました。

やむなく六畳間の壁「全面」パテ塗り。


当然パテが大量に要るわけで・・・。

←プロ用の10kg袋2セットを丸々使用。

左が下塗り用のパテ、右がペイント仕上げ用の上塗りパテ。

さすがプロ用、作業性が良く使い易いので今後マスター型造りにも使用してみようかな。


床板の傾きは直しましたが、ちょっと板厚が薄くて一階に歩行音が響くので、床板を追加で貼る事にします。

床に木工用ボンドを塗って構造用合板を載せ、ビス留めします。

元の床板12mmに合板12mmの計24mm。

歩いた感じが全く違います。床のたわみを全然感じません。

もちろん一階に響く音もかなり改善されました。


さて今度は壁の塗装です。

床、窓枠、ガラス等、必要な場所をマスキング。


ペンキを塗る前にここで本来下塗り用シーラーを塗るのですが、

←木工用ボンドで代用します。

木工用ボンドを水で7〜8倍程度に薄めてローラーで塗ります。

1回塗ったら翌日まで乾かし、翌日再度塗ってまた乾かします。

壁の表面がツルっとしていればオッケーでしょう。


で、ペンキを塗ります。

ホームセンターで一番安いペンキを使用。

この商品は1回塗りで染まると書いてあったので1回しか塗りませんでしたが、

たしかにしっかり染まり、ムラもでませんでした。

ちょっと派手かなとも思いましたがミントグリーンで決めてしまいました。


この部屋の入り口の敷居も切断してしまい、ポッカリと空間が空いてしまったので塞いでおきます。

床板を重ね貼りしたので高さも合わせないといけません。


階段を上がりきったところの床板にも同じように合板を重ねて高さを合わせます。

部屋の床板と繋がるようにして敷居を撤去した穴を塞いでしまいます。


窓枠は壁色とバランスが取れるように白にペイント。

天井と床の境目に白の見切り材を打ち付けます。


入り口ドアは茶色だったので、表面のベニヤを剥がして白いプリントベニヤに張り替えました。

照明スイッチも今風の大き目のものに交換。


二階のもうひとつの洋間。

←もう出来上がっていますが、先の部屋と同じように修理をし、こちらは壁紙仕様。

薄いグレーの壁紙に合わせて見切り材や建具を濃いグレーでペイント。

カーペットは黒のものを敷いて落ち着いた雰囲気に。

こちらは自分用の寝室なので自分がリラックスできるような色具合にしました。


入居後間もなくトイレが水漏れ・・・。

便器と床の間から水が漏れているので調べたところ、パッキン交換すれば直りそうでしたが、古い便器なので思い切って新品に交換することにしました。

外すとトイレが使用出来なくなるので大至急で新品の便器をネットで注文。


新しい便器が届いたので早速作業開始。

水道の元栓を止め、給水管を取り外し、便器と給水タンク内の水を抜き取れば、あとは床に止めてあるネジを何本か外すだけだったのですぐに取り外せました。

←便器を撤去したところ。

なんか「汚物」とか出てきそうで恐る恐るの撤去作業でしたが、なんてことはなく、塩ビの配管がそこにあるだけ。

我が家は浄化槽なので多少は臭いましたけど。


←設置完了。

購入したのはTOTOのリフォーム用スタンダードタイプ。

これが一番安かったので決めました。 送料入れても3万円強。

取り説通りに組み立てれば難しいことは無く、2時間もかからずに作業は完了しました。

作業的にミスするようなところはありませんでしたが、なにぶん初めてなので、試運転に20回くらい水を流して漏れがないか確認してしまいました(笑)


なぜかこの家のトイレには換気扇が設置されていなかったので追加で換気扇の取り付け、壁と床の状態も悪かったのでそちらも手直しします。

床には新しいクッションフロアを貼り、壁紙は全て剥がしました。

壁紙はまたしても綺麗に剥がれなかったので、上から3mm厚のベニヤ板を貼り付けて壁紙用の下地としました。

板の合わせ目とビス打ちした箇所はパテで均します。


リビングに使った壁紙の余りを貼り、下の方は腰板風に処理。

この腰板に見えるものはビニールのクッションフロアで、水気のある場所だし掃除が楽になるだろうとの事で選択しました。

貼り付けにはクッションフロア用の接着剤とタッカーを使用。
入り隅には内Rの付いたモール材を貼って合わせ目を隠してあります。

床との境目には巾木、壁紙との見切りには廻り縁を打ち付けてソレっぽくしてあります。

窓枠の色が内装とマッチしていないので、内装と同じような色の木目調のカッティングシートを貼っておきました。


入居したのは12月終りの頃。

この辺りでは寒い方の地域ではありますが、にしてもやけに床下から冷えるので床下に入り点検することに。

入り口が特に見当たらなかったのでリビングの隣の和室の押入れの床を壊して侵入する事にします。

バールとハンマーでバリバリと板を剥がし、床柱も取り除きます。


←リビングの床下。

断熱材がところどころ落っこちています。

しかもこの断熱材の上はもろに12mm厚の床板のみ。
これじゃ冷えるわけです。

ただ、床下の換気はいいらしく、柱や床板の腐り等は発生せず、状態は悪くない感じ。


まず元の断熱材をしっかり嵌め込み、落ちてこないように床柱に交差する形で柱を追加して断熱材を押さえます。

更に、追加した柱と柱の間にスタイロフォームを嵌め込み金具で固定。

これで断熱材の厚みが2倍になったので、寒さは低減できるかな?


ついでにギシギシ軋んでいた玄関の床も手直しします。

特に痛んでいる様子もないのですが床柱が撓んでしまうようなので、床柱を追加。

こちらも柱の数を倍に増やして補強しました。

断熱材も幅に合わせて新しくスタイロフォームを入れ直しておきます。


床下の作業が一段落したので、侵入口に使用した押入れの床を塞ぎます。

この押入れスペースは主に車のパーツ類の保管に使うので、通常の床板では重さに耐え切れない恐れがある為にかなり頑丈に作る必要があります。

そこでまずは鉄の角パイプ(75mmx45mmt=2.3)とL字アングルを溶接して製作したフレームを住宅基礎部分にかかるようにしっかりと固定。



そこに24mm厚と12mm厚の構造用合板を二枚重ねで敷いてビス留め。

鉄フレームの上に36mm厚の床板。

これだけやっておけば直6エンジン載っけておいても大丈夫でしょう〜(笑)


壁にはOSB合板をビス留めしておわり。

早速メス型やら部品、工具類を押し込んでみました。

総重量は100kgを軽く超えますが、剛性たっぷりの床板はびくともしません(笑)


色々並行して作業していますが、今度は浴室。

←いかにも昭和的なタイル貼りの浴室。
まぁ普通に使えてはいるのですが・・・とにかく寒い!

転居時期が12月で冬真っ只中だったので寒くてお風呂に入るのが嫌になるくらい・・・。

なんとか快適な浴室にしなくては。


天井裏に入ってみると・・・断熱材無し・・・。

天井の薄いパネルが一枚あるだけ、おまけにやけに天井が高く、暖かい空気が上の方に逃げていってしまっているようです。

とりあえず役に立っていない天井パネルを屋根裏から「蹴り落として」みました。


高い天井を300mm程度下げることにします。

木材で骨組みを作り、希望の位置に固定、天井板は耐水ベニヤ5.5mmをビス留め。

今までの換気扇は壁面に付くタイプだったので、この天井位置だと使用できなくなります。

なので天井に取り付けるタイプの換気扇に変更するわけですが、カミさんのたっての希望により「浴室換気乾燥暖房機」を取り付けることになりました。

購入した暖房機に合わせて天井に開口しておきます。


換気口も換気扇の変更に合わせて形状変更。

四角いフードが付いていたのを取り外し、100φのアルミダクトが通るように加工した合板を取り付けます。

合わせ目にはシリコンシーラー、表面は塗装してあります。


合板にステンレスフードを取り付けた後、室内側からアルミダクトを突っ込み、

断熱と保温の為スタイロフォーム40mm厚を2枚重ねて隙間を塞いであります。


内装は入り隅の処理の関係で壁→天井→床の順番で仕上げる予定ですが、

先に天井用のパネルの採寸と裁断をしておきます。

これは先に仕上げる壁パネルを天井パネルの作業中に傷をつけてしまう事を避ける為です。

天井用パネルは近所のホームセンターで安売りしていた「バスパネルEX」とかいうやつです。


パネルは正確に採寸後に取り外し、番号を書いて保管しておきます。

浴室乾燥機のリモコンは既に脱衣所の壁に取り付けてあります。


壁と天井板、天井板の合わせ目に「防水防湿両面テープ」を目張りして天井裏に湿気が上がるのを防ぎます。

さらに「防湿シート」なるビニールシートを天井全面に貼り付けます。


壁はラクで予算が少なく済む方法を色々と探し、「アルミ複合板」にカッティングシートを貼った物を接着剤で壁に貼り付ける、

「パネル工法」を採用しました。

天井に使用するパネルの壁用もあったのですが、「柄」が気に入ったものを選択するとだいぶお値段がはってしまうので・・・。

アルミ複合板もホームセンターやリフォーム関連のお店で調達しようとするとかなり価格が高かったのですが、看板屋さん系のお店で安いの見つけて来ました。

1820x910の板が10枚で2万円。一枚あたり2000円で、ホームセンターのほぼ半額で購入出来ました。

接着剤は「セキスイボンド#75」というものを使用。

貼り付け時には建築内装用強力両面テープも併用します。


板同士はピッタリとくっ付けて貼ってはいけないらしく、パネルの隙間は3〜5mm程度確保するようです。

なので採寸や割付けは数ミリ単位で正確に行います。

カッティングシートはサンゲツの「浴室用抗菌防カビ仕様」のものを使います。

サンゲツのサイトで同じシートを使って仕上げた浴室の写真を見て
「あ、コレかっこいいから同じのしよう!」と即決。

13m購入し、送料入れて37000円。

なにげに今回買い揃えた材料の中でこのシートが一番高かったです(笑)


パネルを全部貼り付け終わったので、あらかじめ採寸、切断してあった天井材を貼り付けます。

このパネルはフローリング床みたいに片側が嵌め込みになっていて、片側でビス留めして取り付けます。


浴室暖房機を設置したら天井裏に上がり、断熱作業です。

まず天井の耐水ベニヤの上に40mm厚スタイロフォームをピッタリに嵌め込みます。


そしてその上に残っている元々の天井の枠組みの上に更に50mm厚のスタイロフォームで蓋をします。

これで浴室面積X300mmの空間が断熱層になり、暖かい空気を上に逃がさないはず?


最後に床。

東リの「バスナフローレ」

浴室用のクッションフロアのようなもので、床の冷たさや硬さを低減してくれるそうです。

貼り方はほぼクッションフロアと同じ。

ウチはタイル床だったので、専用のパテで目地を埋めてからこれまた専用の二液混合の接着剤で床に貼り付けます。


シャワースタンドも今風(?)のスライドタイプを設置。

浴室壁だけではなく、入り口の引き戸の片側にも木目貼りパネルを接着して「浴室内からの見た目」を良くしてあります。(笑)


←リビングにある物入れ(?)

リフォーム中の道具類や材料を入れたりしていましたが、ここの床がグズグズの薄いベニヤ板で危なっかしいのでとりあえずここも修理します。

天井裏の作業を行う際にもこの物入れの天井を抜いて昇り降りしていたので、その機能も生かせるようにする予定です。


バールや「キック」でとにかく破壊。

実はこの物入れ、反対側のキッチンにも向かい合わせで設置してあり、真ん中を薄い壁で仕切ってありましたが、とりあえずぶっ壊し、貫通しました。


ついでに横の壁の中に階段下の空間がありそうだったので、ついでに蹴破ってみました。

階段があるのでそれほどスペースは取れなそうですが、床下整備の為の出入り口にするのに都合が良さそうな位置なので、ここに点検口を作る事にします。


床板用の柱(根太というらしいですね)が元々のがなぜかちょっと細め(30x40)だったので、45x55の根太用の柱に交換しました。

間隔は250mm位、これも元のものより間隔を狭くしてあります。

壁にも壁板用の柱を固定しました。
こちらは30x40の角材。


根太に断熱材を固定する専用の金具を取り付け、スタイロフォーム(40mm)を嵌め込みます。

その上に床板を貼りますが、こちらは24mm厚の構造用合板。

壁には12mm厚のこちらも構造用合板をビス留めします。

ビスは90mm間隔で打ちました。

自動車用のボルトから比べればもはやタダ同然の値段なので大量に使用しております(笑)

ちなみにシルビアに装着したエアロに使用したボルト&ナット、ワッシャーのトータル金額は5000円を遥かに超えていますが、建築用のコーススレッドは5〜600本入りの箱で500円とかで買えてしまいます。


使い勝手を考えると、やはり真ん中は壁で仕切った方が良い気がしたので、構造用合板で壁を設置しました。

元々あったベニヤの壁よりだいぶ丈夫なので、棚板とかの取り付けには不自由しないと思います。

画像左下には既に床下点検口を作って蓋をしてあります。


物置とはいえ、合板むき出しではさすがに見栄えが悪いので内装作業でも。

壁紙もいっぱい余ってはいたのですが、パテ処理とかも面倒だし、荷物の出し入れ等で傷がついてもこれまためんどくさいので化粧合板を貼り付けます。

壁紙よりはちょっとだけ割高ではありますが、作業が簡単なので良いです。

貼り付けには床材用の接着剤(ネダボンドとかそんなの)を使用し、板の端は細いカラー釘を打っておきます。

板の合わせ目には「ジョイナー」という見切り材を付けてあります。

元々物入れなので照明なんてありませんでしたが、暗いと不便なので引っ掛けシーリングを設置し、直付の小型LEDシーリングライトを取り付けてあります。


天井裏に上がる際の点検口もこの物入れの上に設置。


壁が仕上がったので棚板を取り付けました。

45mm角の角材を枠にして壁にしっかりと取り付け、18mm厚の棚板を固定します。

そんなに重いものを載せる訳ではないのですが、この棚板を階段のように足がかりにして天井に上がる際に使う為に頑丈にしてあります。


反対側の物入れ。

こちらも大体同じような仕上げですが、棚は足をかけないので簡素に棚板と棚ステーだけ取り付けました。

左側は床板を脱着式にしてあり、床板の下の空間から床下点検口にアクセス出来るようになっています。

脱着式床板の下の空間はほぼ一畳分のスペースがあるのでここも収納に使用します。


塗装中の写真なので点検口にビニールが貼ってありますが、別途蓋を作って塞いでおきます。


今度は玄関。

他の部屋と同じように壁紙が傷みまくっているので新たに壁紙を貼るのですが、古い壁紙がキレイに剥がれない事は分かりきっているので、壁紙は全く剥がさずにベニヤ板で下地を作りました。

接着剤、両面テープ、釘等を使って壁に貼り付けていきます。

下の方にベニヤ板を貼っていないのはここには腰板を貼るからです。


いきなり貼り終わっていますが、これは「本物の腰板」です(笑)

トイレではクッションフロアで腰壁風にしましたが、ちょっと本当の腰板を貼ってみたかったので奮発してみました。

と言っても腰板用の羽目板はホームセンターで展示品限りの特売品を買ってきたのでそんなにかかっていませんけど。

羽目板は10枚入りで1500円x2、上側の見切り材はソレ用のモール材で800円位、下の巾木は1x4材を丸鋸で自前加工したもので400円。


下地が貼り終わったばかりの壁にいきなり開口。

理由は、丁度この壁の裏が階段になっていて、玄関と同時作業で壁の補修をしていており、階段の方も腰壁仕様にして手摺も取り付けようと目論んでいるのですが、手摺を固定するビスを打てるような下地の柱がちょうどいい場所に無いので、この穴から壁裏に補強板を取り付ける為です。



階段の傾斜に合わせて二つ目を開口。

下地センサーで縦柱のすぐ脇に30cmの正方形に正確切り抜いています。

実はこれ、補強板を入れる為だけに開けているわけではなく、
補強板を取り付けた後は塞がず「ニッチ」として使用します。

ニッチとは壁の厚みを利用した飾り棚の事です。

と、知ったかしておりますが、
「補強板だけの為に壁に穴を開けてまた塞ぐ作業も馬鹿馬鹿しいなぁ
なんかいい方法ないかなぁ」

などとぼんやりネットしてたらそのニッチなる画像を見つけ、そのシャレオツ感に即採用決定!

おもむろにパソコンから離れ、鋸を取り出すと数分後には即開口!(笑)
このズラした感じの穴もむしろお洒落な雰囲気を醸し出しそうなのもマル。


壁の穴に嵌め込む箱を作ります。

壁の奥行は11cm程度なので、10cm位になるようにします。

丁度良い廃材が無かったのでホームセンターへGO!

1x4の長さ1820mmの角材と4mm厚30cm角のベニヤ板が2枚、幅15cm長さ90cmのなんだか分からない合板を買ってきました。全部で1000円。

早速我が家の和室兼作業場で製作開始。

ベニヤは既に30cm角なので1x4材で三辺を作り、下側の合板は壁から少し飛び出させて立体感が出るようにしたものをすべてビスで組み立て、30分位で完成。


←出来あがった箱を壁に嵌め込んでみたところ。

雰囲気を見るためにフェラーリコレクション創刊号の付録と、本日頂いてきたばかりのケイズサーキットのタイムアタック大会優勝の盾を置いてみました。

なかなかイイ感じです♪


調子に乗って階段の踊り場付近の壁にも開口し、少し小さ目のニッチを嵌め込んでしまいました。

こちらは下板を飛び出させず、壁と面一の仕様。


肝心の階段の手摺取り付け補強用の板をニッチの穴から差し込み、階段側からビスで固定しました。


リフォームの途中ですが、電気工事士免許を取得しました。

本来この免許が無いと壁スイッチやコンセント等の設置もしてはいけない事になっています。

今までは電気工事士の先輩の手を煩わせていましたが、これで思い付いた時に自分でササっと工事をする事が出来ます。

建設中のガレージに電線を引いたりも自由に(?)出来ますね。

それほど難易度が高い国家資格ではないと聞いていましたが、学科と実技の勉強は半年間みっちりと行い、練習に使った配線は数十メートルにも及びました(笑)


「本物の腰壁」は一回の施工で満足したので、他の壁には偽物(?)の腰壁を設置します。

4mm厚のベニヤ板を90mm幅で大量に切り出し、板の両側を面取り研磨しておきます。

ベース板には2.5mm厚のベニヤ板を使うので、壁の幅に合わせて切り出します。


切り出したベニヤ板をベース板に木工用ボンドで貼り付け。


木目を埋めてしまわないよう、水性のステイン系塗料で塗装します。


出来上がった腰壁風パネルを釘とボンドで壁に貼り付けます。

「本物の腰壁」の方も同じ塗料で塗装しました。

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