市販されているアンダーパネルでこんな形に跳ね上がっているのを見たことありませんか? (アップスイープとかなんとか聞いた記憶がありますが定かでは無い) この形状の意味と効果は知りませんが(!?) 簡単なので作っておきましょうか とりあえず、左右対称にしたいので型紙を作ります 形状ははっきり言って・・・テキトーです(^^;) もちろん空力に詳しい人は計算を駆使して完璧な形状を目指して下さい |
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型紙に合わせてマジック等で線を引いたら 両側のラインのみ切断します あとは画像のように持ち上げてみて 工作用紙等を切り口に縦に差込み、マジックでなぞります。 型紙が出来たら、あまっている予定(?)のFRPの板を使って 同じ形を切り出します。 その際、ツルツルの面が内側になるようにしましょう。 |
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切り出したFRP板は、帯状のガラスマットで接着しますので 貼り付ける付近を荒目のサンドペーパーで荒らしておきます。 手で支えながらマットを貼り付けるのは困難なので とりあえず瞬間接着剤で仮止めしました。 (画像の黒いのが接着剤) 接着すればいいだけなので、#450マットなら1層でいいでしょう。 マットは直角面だと浮きやすいので良く揉みほぐしておくか、 サーフェースマットと言う極薄のマットを使うのが良いです。 サーフェースマットを使う場合は2〜3層は貼って下さい。 |
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まだ何か物足りない気がするので、もうちょっと飾り付け(?)しましょう。 これまた市販されているアンダーパネルのパクりですが 下から上に向かって凹んでいる形状を追加します。 こうしておくとキャブレターと同じ理屈で負圧が発生する「らしい」です もし負圧が発生したらラッキーなので作っておくことにしました。 発泡スチロールで画像のような形に削り出します 作った大きさは横600mm×縦220mm×高さ80mmですが、 縦の長さはもっと長い方が良かったかな? たまたま余っていた廃材で作っただけなので 例によって・・・テキトーです(^^)v |
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出来上がった物はいわゆる「メス型」になります。 これに樹脂とマットを積層すればいいのですが このままでは溶けてしまうので(スチロール専用樹脂ならこのままでOK) まず表面に「木工用ボンド」を塗ります。 値段が安いのでケチらずにたっぷり塗りましょう。 1回塗ったら乾かしてからもう1回塗るといいでしょう。 完全に乾いたら今度は「PVA」です。 本物(?)はちょっと高いので、「洗濯糊」で代用します。 とは言っても、容器には思いっきりP.V.Aと書いてありますがね(笑) これも激安なので思いっきり使って下さい。 やはり塗って乾かしを繰り返しましょう。 |
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で、ガラスマットを積層します。 たいして強度は要らないと判断したのでサフェースマットを1層、 #450マットを1層でやめておきました。 最低1日は放置してから脱型します。 隙間に水を流し込みながら脱型すると比較的ラクに抜けるようです。 抜き終わったらフチに残ったバリを切り落としてしまいます。 |
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出来上がった「かまぼこ」(?)をアンダーパネルに載せて 輪郭をマジックなどでなぞって切り抜きます。 なるだけ隙間は少ない方が良いです。 この後、ガラスマットで接着するので、 #60位の荒いペーパーで接着する部分を擦っておきます。 |
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5cm幅位のガラスマットの帯を2プライで接着しました。 接着する際には表側(下面)に樹脂がはみ出さない様に アルミテープを貼っておくのが良いでしょう。 |
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取り付けるとこんな感じ。 ペラペラだったアンダーパネルもこのかまぼこのお陰で 剛性が出てきた模様。 あとはお好きな色に塗装すれば出来上がりです。 ここまで出来た時点で走りに行く予定が出来てしまったので 塗装は後回しにしてこのまま走りに行く事にしました。 ・・・どうかもぎれませんように・・・(笑) |