V36スカイライン用リヤブレーキローター流用


私のMR2は既にガレージアクティブさんのビックローターキットにより、フロントがJZA80スープラの324mm、リヤがRX-8の323mmと大径化してあります。

制動力そのものには不満は無いのですが自分の車両の場合、もう少しリヤが効いた方が色々と小細工出来そうなのでリヤブレーキの更なる大径化にチャレンジすることにしました。

今までのものより大径化するということになるとローターの選択肢はおのずと限られてきます。

レクサスLS460かV36スカイラインのどちらかしかありません。

サイズを調べてみたところレクサスが335mm、V36が350mm

効きが足りないよりも効き過ぎの方が後で対策出来るので迷わずV36用をチョイスします。

とりあえず1枚だけ購入してみましたが、さすがにデカいです!


さすがにデカすぎるので17インチホイールには収まらないかな?
と思い試しに嵌め込んでみたところ。

キャリパーがノーマルなのでなんとか17インチに収まりました。

マスターシリンダーの関係でキャリパーはノーマルを使用します。


ノーマルローターとの比較。



問題はローターオフセットです。

V36のサイドブレーキはインナーシュータイプなので、ローター面がホイール取り付け面よりもかなり奥の方に入ってしまいます。

もちろんそんなにキャリパーを奥の方に押し込むスペースは車側にはありません。


そこで試しに手持ちの30mm厚のワイドトレッドスペーサーをハブに取り付け、その上からローターを仮付けしてみたところサイズ的にはピッタリ。

ついでにキャリパーのオフセット量を測る為に2mm位の鉄板でキャリパーブラケットを作って採寸しました。



手持ちのスペーサーでは強度的に不安なのと、センターハブ径がピッタリでない事、ブレーキローターのセンター出し用のリブが無い事からワンオフで製作します。

と言っても加工技術も工作機械も無いのでここからは知り合いに外注です(笑)

とにかく各部を採寸しまくり、しっかりした寸法をはじき出します。

フリーハンドのテキトーなポンチ絵(?)に寸法を書き込み
「これでお願い」
と知り合いに渡して図面にしてもらいました。

出来上がった図面の寸法を再度チェックしてそのまま製作を依頼。

←出来上がったのがコレ。

材質の事よく分かりませんが「S45C」というもので、けっこう丈夫らしいです。


さて、早速車両に取り付けてみます。

←両方取り付けたところ。

スペーサーには純正のハブボルトを圧入してあります。


←ローター&キャリパーも取り付けたところ。

当初からサイドブレーキは取り付けられないだろうと推測していましたが、
やはり取り付けは無理でした。

キャリパーに付いているワイヤーの固定ブラケットがフレームに干渉してしまうのでブラケットを取り外してあります。

ワイヤー本体も軽量化(?)の為取り外しました(笑)
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