ブリスターフェンダー製作 1



以前から計画だけ(?)はしていたMR2のワイドボディ化に着手する事になりました。

ロードスターのオーバーフェンダーを製作した時と同じ手順で
まずはFRPの下貼りをします。

ボディに離型用ワックスを数回、確実に塗りこみます
(剥がれなくなると悲惨な事になるのでここは丁寧に)

予定ラインにマスキングテープ等でラインを引きPVAを塗っておきます。
(画像の青い部分がPVAを塗った部分)

もちろん左右対称にする必要があるので、片方のラインが引き終わったらきちんとメジャー等で計測して反対側に同じラインを引きます。



SWのサイドのエアインテークカバーは脱着可能なので、このサイドカバーとこれから作るブリスターフェンダーを一体式にしてしまう事にしました。

TWIN CAM とか書いてあるモールでカバーを固定しているので、このモールもセットで固定してしまいます。

下貼りのFRPに接着してしまうのでこの部分は離型処理せずに80番位のサンドペーパーで荒らしてから脱脂しておきました。

せっかく加工するのでサイドカバーの穴の真ん中にあった横のスリットを切り落としてエアの通りが良くなるようにしてあります。



テールランプやモールの隙間等、樹脂が入ってはまずいところにはアルミテープを貼っておきます。

隙間に張った後で指でごしごしこすってラインを凹ませておくとFRPに凹みが転写されて切断する時の目安になります。



余分なところに樹脂がつくとやっかいなので、かなり広めにマスキングしておきます。

だいたいこのあたりまで半日位あればオッケーかな?


さぁこれで準備完了!



1時間程で積層完了!

今回は面積が広く、一人では大変なので助っ人二人に来てもらいました。
当日は気温が高かったので硬化がかなり早く、助っ人が居なかったらと思うと ((;゚Д゚)ガクガクブルブル

参考までに当日のデータ

気温       30℃
樹脂:硬化剤  100cc:0.5cc
ポットライフ   15分
積層枚数    2プライ



黄色のマスキングテープより下が接着した部分。

ボディに貼ったFRPにくっ付いてくれればいいだけなので、このくらいの幅で問題ないはず(?)

当日の気温だと一時間くらいでほぼ硬化しました。

次の作業ではボディにドリルで穴開け&ビス止めします。

もう引き返せないポイントですね (^^;)

まぁ引き返すつもりも無いのでバシバシ穴を開けていきます。
(さすがに一発目の穴を開けるときは緊張しましたが・・・)



個人で青空工作をやっていると今回のように完成まで数日、あるいは数週間掛かるといった大掛かりな作業をしていて不便な事が多々あります。

まずは天候に左右されるので雨の日などは作業が全く進まない事。
普段も通勤や買い物などで使う場合、非常に目立つ事(汗)

だから出来るだけ工作中の部品は簡単に脱着出来るような造りにしてておき、部品単体で作業できるようにしておくとちょっとした軒下や部屋の中で作業が進められるし、お出かけ等で車を使う時も取り外してしまえば普通に乗ることができます。

世の青空工作フリークの皆さんもご苦労されている部分だと思うので参考までに m(_ _)m



ちと話がそれましたがビス止め完了。

いったん剥がしてしまうと微妙に位置がズレてしまう可能性があるので、この作業はボディから剥がす前にしておく方が良いでしょう。


とりあえずこの日はボディから剥がさずに作業終了。